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センノウの仲間たち [庭の花]

センノウ(仙翁)といえば一番知られているのはフシグロセンノウ(節黒仙翁)かも

知れません。夏の高原や山で見かける朱色のお花。

薄暗い林の中で咲くフシグロセンノウには、ハッとさせられます。

このお花の仲間は多くて、春に咲くものもあります。

いつの間にか何種類か育てるようになり、そのお花の魅力に惹かれています。


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フシグロセンノウ(節黒仙翁)
本州、四国、九州の山地に生えるナデシコ科、センノウ属の多年草。



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フシグロセンノウの蕾。よく見るとこれも綺麗に捻れていて可愛いです。



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なぜフシグロと言うのか。節の所が少し黒ずんでいますので。



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マツモトセンノウ(松本仙翁)
歌舞伎役者の松本幸四郎の紋所に似ているからという説があります。
九州や朝鮮半島、中国東北部にも生息。



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大きくしてみます。



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マツモトセンノウの絞りの花。これはあとで交配して出来たのかも知れません。
白いマツモトセンノウもありますので。(多分園芸種)



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カラフトエンビセンノウ(樺太燕尾仙翁)
花びらの切れ目が燕尾に似ているからだそうです。



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先日アップしたオグラセンノウ(小倉仙翁)
熊本県阿蘇地方と岡山県北西部から広島県の北東部にかけての狭い地域に分布。



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センジュガンピ(千手岩菲)これも先日アップしました。
ガンピという名ですが、これもセンノウの仲間です。
日光の千手ヶ浜で発見されたので、この名がついているそうです。
本州の深山から、亜高山帯の林のふちなどに生えます。



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センノウゲ(仙翁花)
この花は8月に咲きます。昨年の写真です。
今年は春に虫に食べられてしまい、お花が咲きそうもありません^^
中国原産で昔、京都の嵯峨仙翁寺に伝わったと言われています。



この他に昨年咲いた、エンビセンノウやガンピがあります。

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エンビセンノウ(燕尾仙翁)
このエンビセンノウはお花が細い感じです。 以前、軽井沢植物園で見る事が出来ました。鉢に植えられて、大切に保護されているようでした。
北海道と本州中部地方に分布。絶滅危惧種に近いお花と言われています。




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ガンピ(岩菲)
濃い朱色です。花びらはあまり切れ目がありません。
中国原産。


センノウ類はナデシコ科のお花です。

どれも似たようなお花ですが、よく見てみると花びらが細かく切れていたり、蕊が紫色

だったりと色々です。どのお花にも共通して言えることは、可愛いこと^^

早春に根を分けるのですが、根が絡み合っていて、ほぐすのが大変なのです。

センノウは種が出来ないと思い込んでいましたが、種を採って蒔いた方がいらっしゃい

ました。これからは種が出来たら蒔いてみようと思います。その方が楽なので^^



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